LaTeXは自然科学の論文等を書くにも広く使われています。 が、数式を自然に書くモードはあっても、 化学式を自然に書くモードはないので、 英文と数式を組み合わせてむりから作っているのが現状です。
ということでは不公平なので、LaTeXに化学式モードを加えてみました。
例: というのが
\begin{molform} 2Cu(OH)2+2e<=>Cu2O+2OH[-]+H2O \end{molform}になります。
とりあえずproof-of-conceptということで、 いいかげんな実装になっています (flex用に書かれてます)。 LaTeXをかける前に通すプリプロセッサです (作者がTeXプログラミングをまったく知らないため)。
簡単な説明書兼サンプル込み、unixっぽい環境では make 1発のはず(ただし、ビルドに要flex、テストに要platex)な ディストリビューションが これです。できあがったら
% ./moltex < sample1.mol > sample1.texのように使ってください。 説明書だけ見てみるなら、こちらです (PSファイル)。
(2004-01-14)角かっこで上付き添字になるようにしました。